今回の東京都議選で自民党の情勢がかなり厳しいとは聞いていましたが、
まさかここまでの大差がつくとは思ってもいませんでしたね。
7月2日に投開票が行われた東京都議選で、自民党が大きく議席を減らし、
小池百合子知事率いる都民ファーストの会が圧勝でした。
私の予想では、どんなに減っても30~35議席ぐらいかなと思いましたが、
自民党は23議席と過去最低の議席数になってしまいました。
これまでで一番議席を減らしたのは、2009年の38議席みたいだから、
間違いなく自民党大敗と言えるのではないでしょうか。
各テレビ局の都議選出口調査を見てみると、
自民支持層の7割近くが自民党に投票したようですが、
その一方で、残りの2割近くは都民ファーストの会に投票したとか。
しかも、無党派層も約3割が都民ファーストに投票するなど、
自民党はかなり苦しい選挙戦だったことが伺えます。
まあ、今回の自民党大敗は様々な問題が続出したから仕方がありませんね。
森友・加計学園問題、稲田大臣失言、豊田議員の秘書暴行、
金子議員の公用車保育園送迎問題、下村幹事長代行の加計学園闇献金疑惑。
今回の東京都議選での自民党の歴史的大敗は、
これらの問題がかなり足を引っ張ったのは間違いないでしょう。
あと、ちょっと気になったのが、安倍首相の応援演説での発言です。
演説を邪魔されたことに腹が立ったのはわからないではないですが、
その人たちに向かって「こんな人たちに負けるわけにはいきません!」
というようなことを言ってはいけないと思います。
あまりテレビや新聞では取り上げて問題視されてはいませんが、
首相がこんなこと言っちゃまずいんじゃないでしょうか。
ある意味かなりの失言だったような気がします。
自民党大敗で都民ファーストの会が大躍進した選挙結果は、
今後の国政に必ず影響してくると思います。
小池百合子知事は、今後国政に進出して次の衆議院総選挙でも
第1党になることを狙っているのかもしれません。
たぶん、次の衆議院総選挙でも自民党は大量に落選するでしょう。
ひょっとしたら、近い将来、小池百合子知事が総理大臣になる
なんてことも十分に考えられるんじゃないでしょうか。